2024年11月23日

火野正平

バイ バイ 火野正平さん。




  


Posted by kotota at 16:15Comments(0)似顔絵火野正平

2024年11月21日

焼き物の色復元と「青い謎」の解明も





 鹿児島市本庁舎は、都道府県庁所在地の中では、静岡・名古屋・京都と並んで数少ない戦前の建築物だ。1937年に完成し、戦火もくぐり抜け98年に国の登録有形文化財になっている。

 庁舎正面のアーチ状の玄関に、直径約80㌢のレリーフが正面に4枚、側面に2枚ずつある。唐草模様が中央の杯を囲むデザインだ。設置から85年以上が経ち、ひび割れや一部パーツが欠けていることから、このほど本格修復されると報道された。レリーフは薩摩焼の名陶工、初代長太郎(1871~1940年)の作。当時の岩元禧(き)市長と親交があり依頼された。うわぐすりに「辰砂釉(しんしゃゆう)」が使われ、完成時は緑がかった色だった。今は青く着色されている。

 40年ほど前、知人から「長太郎さんのレリーフが市役所の玄関にある」と聞き見にいった。長太郎とは思えない色に疑問を持ち調べた。鹿児島市史第3巻(81年発行)の「年表」に「(44年)市庁舎、黒の迷彩色に塗り替える」「(53年)10月戦時中黒の迷彩色に塗りかえた市庁舎の垢(あか)落しはじまる」の記述を見つけた。

 修復の助言役は、初代の孫で4代目の有山長佑さん(88)。彼が記者に「大学進学などで故郷を離れていた間に釉薬(ゆうやく)が作り出す緑がかった色味が、(ペンキで塗られて)青色に変わっていて驚いた」と話している。

 市誌と長佑さんの記憶を重ねると、53年の「垢落し」の時に青く塗られたと推察される。修復で初代の色がよみがえり、「青色変化」の謎も解明されればと期待したい。

 市庁舎の迷彩色が、空襲を免れた原因かは定かではない。再びビルを黒く塗るような時代にしてはならない。



  


2024年11月21日

追悼・谷川俊太郎さん

ラ・ラ・ラ20億光年の彼方に。
追悼・谷川俊太郎さん。







  


2024年11月03日

最低賃金は全国一律が世界の常識





 今年も10月から、最低賃金が引き上げ改定された。適用されるのは、事業規模にかかわらずすべての民間企業。この金額未満で働かせると、使用者は罰則の対象になる。直接的な影響を受けるのは、パートやアルバイトなどの非正規労働者だ。

 一方、公務職場の非正規職員の賃金もこの額が考慮されている。そのため、最低賃金が上がれば、民間、公務の正規職員の賃金にも波及がある。その結果、退職者の年金額も調整される場合がある。

 最低賃金の引き上げは、多くの国民の所得、暮らしに影響を与える。しかし今の地域別の金額のままでいいのか疑問だ。

 改正額を見ると、東京都1163円(前年比+51円)、鹿児島県953円(同+56円)で、その差は210円。格差が一番大きかった2014年に比べると縮まっている。しかし月160時間働くと月約3万4千円、年で40万円ほどの差になる。全国で一般的に流通する食料品や衣料品などの価格を見ても、生活にかかる最低限の金に、都市部と地方でそこまで違いがあるとは思えない。

 最近、人口ピラミッドを調べる必要があった。20年の年齢別人口構成の全国の形に比べ、九州や東北各県は20~34歳の層が少なく、逆に東京は極端に多い。最低賃金の低い地域から、高い地域に移動していることが一目で分かった。

 世界的に見ても、地域別最低賃金はわずか3%で、全国一律が大多数だ。自民党総裁選で候補者の多くが「改革」を訴えていた。「全国一律の最低賃金」こそ大胆な地方改革と思うが。世襲議員候補らは「民の竈(かまど)」など気にならないようだ。
  


2024年11月01日

伯仲国会

総選挙の結果は、与党過半数割れ。
どのような国会になるのか「酎目(ちゅうもく)」したい。