2022年08月29日

「政治的擬態」 分かる図鑑が欲しい





 アジサイの葉に、きれいな模様をしたアゲハチョウが止まっていた。前の羽(はね)は光沢のあるいぶし銀の色に、特徴的な枝分かれをした黒い翅脈(しみゃく)が描かれている。後の羽には縁が長く伸びた尾状突起があり、濃いオレンジ色の丸い斑紋も付いている。でも、普段見かけるクロアゲハとは違っており、記録しようと思った。

 急いで書斎に戻り、デジタルカメラを手に庭に取って返した。葉から逃げないうちに3枚余り写真に撮った。早速パソコンで画像を拡大しゆっくり観察してみる。全体的に小ぶりだし、触角の形がチョウではないし、なんとなくアゲハと雰囲気が違う。昆虫図鑑をたくさん持っている小3の孫に、SNSで写真を送り尋ねてみた。

 アゲハモドキという「蛾」だった。「蝶」のジャコウアゲハは、幼虫時代に毒草を食べて体内に毒をため、天敵の蜂や鳥から身を守っている。アゲハモドキは毒草が食べられないので、ジャコウアゲハそっくりに「擬態」し自衛しているそうだ。蛾は夜行性と言われるが、昼間に飛行するなど活動時間もアゲハに寄せている。

 擬態は数十万年、数百万年という年月をかけ、遺伝子レベルまで変化させたとの研究がある。祖先の文字通りのバタフライエフェクト(効果)による、命がけのチャレンジだったのだろう。

 一方で、選挙期間中は「国民、市民のために全力で働きます」と声高に叫びながら、当選したとたんに私利・私欲に走る政治家を何人も見てきた。しかも批判を受けても、その地位にしがみつき続ける。残念なことに「政治的擬態」を見分ける図鑑が欲しくなるほどだ。


  


Posted by kotota at 13:19Comments(0)コラム擬態アゲハモドキ

2022年08月13日

検査キット





旧統一教会との関係を問われた国会議員は一様に「旧統一教会に関係があると知らなかった」と逃げの一手。こんな検査キッドがあればいいのに。

悲しいお知らせです。旧統一教会の関連団体ということを隠して、YSP(youth and student for peace世界平和青年学生連合)鹿児島が、SDGs、清掃活動、子ども食堂などに、ボランティア団体を装って近づいてくるので気を付けてくださいと警告していました。

鹿児島市はYSP鹿児島が主催する昨年12月のイベントの後援をしていましたが、市はこのほどYSP鹿児島を旧統一教会の関連団体と認め、後援を取り消しました。

インスタグラムを見ていると、鹿児島市内の食事関係のボランティア活動しているグループが、YSP鹿児島にだまされている投稿を見つけました。

最初は清掃活動への参加を呼びかけられ、その後YSP鹿児島のイベントに参加したみたいです。このイベントには、ピースロード(旧統一教会の関連団体イベント)の顧問になっていた、保岡宏武(やすおか ひろたけ)衆議院議員が来賓で来ています。

しかも、KKB、KTS、KYT、南日本新聞がこのイベントを取材・報道しています。これらのマスコミは、YSP鹿児島から「保岡先生が来賓です」などと言われ、何も考えずに報道したのではと思います。

気をつけよう甘い言葉と、YSP鹿児島。

くれぐれも、ヤマハモーターサイクルスポーツプラザ(YSP)とは混同されないようにお願いいたします。






  


2022年08月10日

104年ぶり

大谷翔平が104年ぶりに「2桁勝利、2桁本塁打」。ベーブ・ルース以来。
この記録はベーブ・ルースがレッドソックス時代に達成したものだが、その頃の写真があまりないのでヤンキースのユニフォーム姿にしました。







  


2022年08月01日

受託収賄罪

「ゴホンときたら龍角散」は電通にいたコピーライター・黒須田伸次郎さんの作品。

後輩の五輪組織委の高橋治之元理事は「五輪ときたら利権さ」。