2023年06月26日
にっちもさっちも いかない日銀

メキシコの孫娘が通う小学校は、子どもたちの学校での様子をSNSにアップしている。そろばんを使った授業風景もあった。日本は今では小学校で数時間だけ教えているようだが、この学校は熱心に取り組んでいて、通知表にもそろばんだけの評価がある。
私の子どもの頃は、そろばんをランドセルに差して通学していた。商店には、使い慣れた大振りのそろばんが大抵あった。上手に使えると銀行や経理の就職に有利と言われ、そろばん塾の看板もよく見かけた。
一方で遊び道具にする子らもいた。当時、トニー谷というボードビリアンが、そろばんをリズム楽器のように巧みに振り人気があった。これを真似して教室で「シャカシャカシャッシャッ」と鳴らしたり、そろばん玉を車輪にして「そろばんカーレース」を競ったりしては先生に叱られた。
日本では16世紀末から広く使われており、そろばんにまつわる慣用句もたくさんある。「にっちもさっちも」は、そろばん用語が語源である。漢字では「二進も三進も」と書く。「二進」とは2割る2、「三進」とは3割る3のことで、ちゃんと割り切れる。そこから「二進も三進もいかない」が、うまくいかない、身動きがとれない意味になったそうだ。「にっち」「さっち」は「二進」「三進」の音の変化による。
4月から日銀総裁になった植田和男さん。黒田東彦前総裁による10年間の異次元金融緩和で、巨額の国債があり簡単に金利も上げられない。にっちもさっちもいかない日銀を引き継いだが、「ご破算で願いましては」とアベノミクスへの決別宣言をいつするのか。
2023年06月25日
河野・シツパイダーマン
映画スパイダーマンの最新作が公開されています。
一方、日本の政治の世界では「ひも男」が問題になっています。
なんでも、ひもづけてはひもが絡みついています。
このシッパイダーマンは「後悔」中だろうか。

一方、日本の政治の世界では「ひも男」が問題になっています。
なんでも、ひもづけてはひもが絡みついています。
このシッパイダーマンは「後悔」中だろうか。

2023年06月19日
2023年06月11日
世界支配が狙いか チャットGPT

「ホワイトカラーはいなくなり、作家も失業する」と言われたり、世界のAI大手業界や国によっては、使用を警告するなど話題の対話型AIのチャットGPT。
チャットGPTとは、人工知能の一種で、コンピューターに自然な言葉の応答を生成させることができる技術。大量のデータを学習して、人間が書いたような文章を作成することができるもの。役割は、政治から日常生活までのあらゆる種類の質問に答えること。この説明は、私がチャットGPTに「あなたのことを、中学生にも分かるように紹介して」と依頼したことへの返答。秒単位で書き上げた。概要は理解できるし、分かりやすい文章になっている。
これを使えば、毎月頭を悩ましている「ニュースな暮らし」の原稿も、スラスラと書き上げてもらえるという甘い考えに心が動いた。しかし、私について尋ねてみると「具体的な情報がない」とそっけない返答。私の暮らしぶりが分からないのでは、エッセーなど無理だと落胆した。
テレビを見ていると、コメンテーターを名乗る人たちが、訳知り顔に森羅万象すべて知っているかのようにしゃべっている。チャットGPTは「まだまだ完璧ではなく、たまに変な応答や情報を提供することもあるので、その使用には注意が必要です」と謙虚だ。コメンテーターに爪の垢(あか)でも煎じて飲ませたい。
一方で「あなたのことを推理小説風に書いて」には「チャットGPTの目的は、世界を支配すること」との一文が。「本音」がついでたのか。私はアナログ的に、眉に唾をつけながら成り行きを見ることにした。