2015年12月19日

週刊朝日・似顔絵塾

週刊朝日12月11日号・「似顔絵塾」に、慶応大名誉教授・小林節さんの似顔絵が掲載された。

憲法改正の急先鋒で論陣を張っていた小林先生だが、「戦争法案」は立憲主義の危機と捉え、反対の行動をとっている。

7月末には鹿児島でも講演会が開かれ、安倍政治には「ガマ」んならんと話していたので、この似顔絵に。










  


Posted by kotota at 11:11Comments(0)似顔絵

2015年12月18日

下町ロケット

中学まで住んでいた家とJR(当時は国鉄)駅の間には、中小企業の工場が数多くあった。

工場の入り口付近に、材料や部品が転がっていたので、よく拾って帰った。形や色が面白く、大事な宝物だった。

数年前、その通りを歩いたが、ほとんど更地か駐車場、マンションに変わっていた。元受企業の下請けが、ほとんど海外に移ったためだろう。

ただ一箇所だけは残っていた。ここでは、大学時代にアルバイトをしたこともある。当時、元受会社は地域の大企業に比べると、それほど有名ではなかった。今では、世界の先進ロボット企業として注目を浴びるほどになっている。

この下請け企業では、小型のモーターを作っていた。手作業による銅線のコイル巻きと、完成品がショートしないか検査機によるテスト。合格すると元受に運ばれていた。

コイル巻きは、銅線の間に隙間が出ないように竹ベラを上手に使っていた。この竹べらで銅線の皮膜に傷を付けると、ショートの原因になる。これらは、ほとんど若い女性が作業していた。昼休みは、晴れていればバレーボール、雨の日は裁縫と決められているように休憩時間を使っていた。その頃は、女性は結婚すれば会社を辞めていたので、低賃金の労働力をたやすく雇用できたのだろう。

日曜夜の「下町ロケット」を見ると、これらの中小企業のことを思い出す。唯一残った工場では、今は何がどのように作られているのだろうか。





  


Posted by kotota at 16:51Comments(0)似顔絵

2015年12月11日

忘年会

数十年ぶりに、古い友人とその兄弟と一緒に忘年会。

友人の義兄はフランス語も話せ、現地に滞在した記録を写真・エッセイにまとめた本を作るほど。

そこで話は、パリ無差別テロにも及び、滞在中にテロ現場近くにも行ったことや、ムスリムとフランス人について感じたことなどを話してくれた。

別れ際に、30年ほど前に友人の顔をミッキーマウスに見立てて似顔絵を書いたこと思い出して話すと、「また書いてください」と依頼された。

その日写した写真を元に、まず下書きから。忘年会のことが思い出せるように、背景はテロの後「JE SUIS EN TERRASSE」(「私はカフェのテラスにいる」)を掲げて店を開いたカフェ店にした。






これをスキャナーし、パソコンに取り込みイラストレータで作画に。似顔絵なので顔のサイズを下絵より大きめに。

人物に色を着けないほうがパリの雰囲気になるかなと、着色無しで。




できた絵を女房に見せると、「年寄りっぽくなりすぎ」とダメ出しが。そこで、ムスリムとパリジャン風にアレンジ。パリの事件に対するメッセージも込められた時事的似顔絵が完成した。



google map から実際のカフェ店を拝借し、似顔絵と合成した。















  


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