2020年12月20日

十二支合体図

年賀状作成で干支を調べていたら面白い図像を見つけた。

江戸の浮世絵師・歌川義虎の「家内安全ヲ守十二支之図」。十二支の体の一部を組み合わせて新たな動物を描いている。元祖合体もの。
同じ絵柄を、作風は違うが、何人かの浮世絵師が描いているので、江戸後期にはけっこう流行った図像と思われる。

「家内安全ヲ守十二支之図」を所蔵している太田記念美術館が、今年3月に、新型コロナウイルスの拡大防止を祈念してツイッターで紹介した。リツイートやいいねの数はそれなりに上がったが、同時期に広がった「アマビエ」には遠く及ばなかった。絵柄が複雑だったのが敗因か。

なお、浮世絵の原画には干支の場所を示す説明の文字はなし。



十二支合体図






Posted by kotota at 17:27│Comments(0)十二支干支浮世絵
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