参院選比例に ユーチューバー出馬か

kotota

2021年12月24日 21:03




 2年ほど前、健康づくりについて話していると知人が「近くの福祉館で週1回の太極拳講座がある」と教えてくれた。早速講座に顔を出し、次週からの参加をお願いした。

 講座は、準備運動の「練功十八法」(日本のラジオ体操風なもの)に始まり、ストレッチ運動、太極拳の「入門編」「初級編」「二十四式」と続き90分間。ストレッチが一番きつい運動で冬場でも汗をかいている。講座の「先輩」たちは、私より3年前から始めており、太極拳の動作の套路(とうろ)(型)ができていた。

 講師は「先輩」たちと「新人」の私を一緒に教えるため、私には「先輩の動きを見て覚えなさい」との指導だった。手の動きを見ていると足がついてゆけず、回転すると視界から消えるなど、1カ月通っても套路が身に付かなかった。そこでユーチューブの太極拳動画をスローや停止にしながら、パソコン画面前で動きをまねた。これがなかったら、今でもネジ巻きのブリキ人形のような動きのままだっただろう。

 知人の女性も「料理やお菓子作りにユーチューブが役立っている」と言っている。多種多様なジャンルが見られる。サイトの内容は、ピンからキリまでの玉石混交だが、世界中で重宝がられている。ユーチューバーは数年前から、男子児童の将来なりたい職業のベスト10に入るほどの人気だ。

 かつて参院選の全国区や比例代表に、テレビなどの芸能界で活躍する人がタレント候補と呼ばれ多数立候補した。来年の参院選の比例代表にも、個人名が政党の得票に結びつくため、登録者数が数百万のユーチューバーを担ぎ出す政党がでてきそうな予感がする。




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